エミリいじり その6

ついにエンジンガード作ってしまいました( ̄ー ̄ )

まさか家では作れませんから
大学の工房を使いましたよ^^;

使い心地としては半分半分
ステップより下にならないように設計しましたが、
コーナーで倒したとき内輪差の関係でガードが
一番低くなってしまったという。

接地を知るためのセンサー的なものを付けましたが、
それを擦りつけながら走ってます^^;

※エンジンガード
バイクのエンジン付近ハンドル下のフレームに装着するパーツ。
転倒時、エンジンやカウル、ウインカー等の接地を防ぎ、
バイク本体のダメージを大きく軽減する。
また、ライダーが地面とバイクに挟まれるのを防ぐ。


作り方

材料: パイプ、90°エルボ、フラットバー、錆止め塗料、
つや消し黒スプレー、クリアーアクリルウレタン樹脂塗料
使用機械: 高速切断機、チップソー切断機、ボール盤、被覆アーク溶接、
半自動アーク溶接、ディスクグラインダー、卓上グラインダー、
パイプベンダー

全体の工程は、

1、溶接と研磨
2、塗装
3、取付け

となっています。

 最初はパイプベンダーを使って曲部を作ろうとしましたが、
試作を作ったところアールが予想以上に大きかったため、
エルボとパイプを溶接することになりました。



溶接、研磨

 半自動溶接を使い、できるだけ多めに
盛る形で溶接を行い、表面をディスクグ
ラインダーできれーに仕上げました。

銀色に光っている部分が溶接、研磨部分です。

 溶接前の位置調整には、自分の目と手に違
和感がなくなるまで念入りに行いました。そのお
かげか、後の取付けではゆとり部分を除いて、
ぴったりでした。



塗装

 下地は錆止めを厚めに塗り、乾いた後
サンドペーパーでムラをなくしました(それ
でも少し残りました)。次に、つや消し黒ス
プレーを3度塗りし、3日ほど乾燥期間を
置いてからクリアーを塗りました。乾燥期
間を数日置いたのは、軽く乾燥した後すぐ
塗ると、後にひびなどができることが多い
ためです。

 最後に使ったクリアーコーティングは、ウレタンの入っ
た樹脂スプレーを使いました。これはガソリンでも溶けに
くく、乾いた後グラスコートのようになるので、よくバイク
のパーツの塗装に使われています(一缶2550円しました)。
 近くで見ると少し塗装ムラが見えますが、遠目で見ると
かなりきれいな仕上がりになっています。

  


取付け

 フレームにU字ボルトで、ステップの
取付け部にフラットバーを加工したパ
ーツを使って、4ヶ所で固定しました。
 ちなみにガードの下についている金具
は、ガードが地面との接触を防ぐために
つけましたが、今では擦りながら走って
ます。
 フラットバーを右のように加工し、
フレーム側は完全に固定し、ステップ
側はこれを使い、合わせていく形で固
定しました。

 ラジエター直下に取り付けてあったホ
ーンはU字ボルトのところに止めました。
ステップに干渉しているので若干修正
の余地ありです。